大神山神社奥宮

かつては大山崇拝の遥拝所として神籠を建てただけの社地だったと伝えられています。およそ1300年前ほど前大山寺が開かれた時に、社殿が建てられました。

地蔵菩薩の化身である大智明権現を祀った本社とされています。長らく地蔵信仰を核とする大山信仰の中心となる社殿でしたが、明治時代の神仏分離、廃仏毀釈の大山寺号廃絶により大山寺が解体され、大神山神社の奥宮と定められました。

建築物としても価値が高く、国の重要文化財に指定されています。権現作りの社殿の内部は花鳥人物の彩色格天井、天女の壁画などがあります。

 

【参考文献】

大神山神社奉賛会「大神山神社由緒記」平成4年